イジメ返し―新たな復讐―

「……は?」

「志穂ちゃん、いなくなっちゃったし教室で一人ぼっちになっちゃったじゃない」

「だから?」

「いつまでもスクールカーストのトップでいられるなんて思わないでね?」

「ふぅん。言いたいことはそれだけ?」

あたしはニッと笑うと、愛奈の手首を掴んで机に押しつけた。

「ちょっとゲームしよ?ロシアンゲーム。大丈夫。ちゃーんっと手を開いておけば刺さないから」

「か、カスミちゃん……?」

一瞬、愛奈がたじろいだのが分かった。

このぐらいでビビってんじゃねぇよ。

あたしは何の躊躇もなく愛奈の指の間にコンパスの針を動かした。

一度机に、そして次に愛奈の指と指の間に。リズムを取り思いっきり右手で握り締めたコンパスを振り下ろす。

「や、やめてよ!」

「動くと刺すかもよ?」

愛奈が必死に抵抗するのを抑え込んで続ける。そのとき、タイミングがずれあたしは愛奈の指をコンパスの針で突き刺した。