イジメ返し―新たな復讐―

「エマちゃんの彼氏……?」

聞きたいのはそれだけだった。この男とエマが付き合っているのかどうかが知りたくて仕方がなかった。

「龍くん?あぁ、違うよ。エマのお友達」

「友達……?」

そう言いながら彼を見ると、彼は切れ長の瞳をわずかに細めて小さく頭を下げた。

そのしぐさにすら胸がときめき鼓動が速まる。ヤバい。超かっこいい。

「龍くん、カッコいいでしょ?今、彼女募集中なんだって」

「えっ、そうなの?」

天にも昇りそうなほどの気持ちになりながら聞き返す。

「うん。あっ、ねぇ、志穂ちゃんって今日何か予定ある?エマ、これからちょっと用事があって龍くんとバイバイしなくちゃいけないんだけど二人で遊んだら?」

「二人で遊ぶ……?」

あたしと、彼……龍くんと、ふたりっきりで?

今すぐに首を縦に振りたいのをぐっとこらえて彼に視線を向ける。