「あっ……」
「あれ。あなた、愛奈ちゃんのクラスの子だよね?」
そこにいたのは神宮寺エマだった。でも、あたしの視線はにこりと微笑む彼女の隣にいた男に向けられていた。
身長は180センチほどあるだろうか。細身でスラリとした体形。手足が長くて顔が小さい。そして何よりだれもが口をそろえて『イケメン』というであろう容姿をしていた。
ベージュアッシュの髪色はあたしの理想そのままだった。
彼の瞳があたしをとらえて離さない。そして、あたしも彼から目が離せなかった。
「志穂ちゃん、だっけ?」
「あ、うん」
エマに顔を覗き込まれてようやく我に返る。
心臓がドクンドクンッと激しく震えて立っているのもやっとだ。
急激に顔が赤みを帯びていく。こんなこと生まれて始めてた。
こんな風に一瞬で恋に落ちるなんてことがあたしの身に起こるなんて。
確かに昔から惚れっぽいし、恋多き女だとは自負している。でも、こんな風に妥協抜きにして誰かのことを好きになったのは初めてだ。
体中の細胞という細胞が彼を欲していた。
「あれ。あなた、愛奈ちゃんのクラスの子だよね?」
そこにいたのは神宮寺エマだった。でも、あたしの視線はにこりと微笑む彼女の隣にいた男に向けられていた。
身長は180センチほどあるだろうか。細身でスラリとした体形。手足が長くて顔が小さい。そして何よりだれもが口をそろえて『イケメン』というであろう容姿をしていた。
ベージュアッシュの髪色はあたしの理想そのままだった。
彼の瞳があたしをとらえて離さない。そして、あたしも彼から目が離せなかった。
「志穂ちゃん、だっけ?」
「あ、うん」
エマに顔を覗き込まれてようやく我に返る。
心臓がドクンドクンッと激しく震えて立っているのもやっとだ。
急激に顔が赤みを帯びていく。こんなこと生まれて始めてた。
こんな風に一瞬で恋に落ちるなんてことがあたしの身に起こるなんて。
確かに昔から惚れっぽいし、恋多き女だとは自負している。でも、こんな風に妥協抜きにして誰かのことを好きになったのは初めてだ。
体中の細胞という細胞が彼を欲していた。



