イジメ返し―新たな復讐―

それに比べて真紀はクラスの誰とでも仲良くできるスキルを持っている。

みんなに好かれているし、そういう子と仲良くした方がメリットも大きいだろう。

そして何より真紀は純粋だし、扱いやすい。こういう人間をそばに置いておけば色々と便利に違いない。

「ん?なぁに?」

「ううん、何でもない」

あたしはにこりと笑ってそう答えながら、これからどうやって愛奈を更に蹴落とせるかばかりを考えていた。



「1万」

「えっ……、また?もうお金ないよ」

カスミちゃんに廊下に呼び出されて渋々従うと、カスミちゃんは右手のひらをあたしに向けた。

「ハァ?ないならどっかから借りてくるなり、親の財布からパクるなりすればいいじゃん」

その日からカスミちゃんは度々あたしのことを呼び出し、お金をせびるようになった。

それだけでなく、あたしを奴隷のように扱い支配しようとする。

物を取りに行かせたり、雑用を押しつけられたりもした。

そんな日々が数日続き、あたしはいよいよ我慢の限界に達した。