イジメ返し―新たな復讐―

「別に優しくなんてないよ。あたしはただみんなで仲良くしたいだけ。イジメたり、イジメられたり、そんなの嫌だよ」

「まぁね。でも、イジメはなくならないよ。現に今、あたしはイジメる方からイジメられる方になろうとしてるし」

「佐知子……」

「明日からどうしようって感じ。香織と杏奈とはもう一緒にいられないだろうし。あたし、明日からポツン決定」

あははっと自嘲気味に笑うと、真紀が優しく微笑んだ。

「じゃあ、一緒にいようよ。あたしと愛奈と、3人で仲良くしよう?」

「そんなの無理だって。愛奈はあたしのこと憎んでるだろうし」

「大丈夫。愛奈はちゃんと話せば分かってくれるよ」

「そうかな?」

「もちろん。でも、ちゃんと謝ろう?愛奈と佐知子の間にあったゴタゴタはあたしには分からないけど、お互いの誤解もあると思うの。佐知子、愛奈に無視とか暴力を振るったんでしょ……?そんなことしたら絶対にダメだよ。愛奈が可哀想。それをちゃんと謝らないと。心から謝って許してもらって仲直りしてほしい」

謝る……?あたしが、愛奈に?

「うん……」

頷いてみたものの、愛奈が許してくれるはずがないと思っていた。

少なくともあたしが愛奈の立場だったらイジメてきた相手を簡単に許すことはできないだろう。

それに、あたしだって許してほしいなんて思っていない。

今日愛奈に言われたことだって思い出すと腸が煮えくり返りそうになるし、簡単に許せるはずもない。