「えっ、香織?杏奈……?」
二人は黙っている。あたしの声が聞こえているのに無視している。
そのままお弁当を包むと、二人は揃って教室の出口へ歩いていった。
「な、なんで……」
二人は教室の扉の前で突然立ち止まると、振り返って呆然とするあたしを見つめた。
そして、「今の顔見た?」「マジキモい!」と二人はキャッキャとふざけあいながら教室を出て行った。
その場に残されたあたしは呆然と立ち尽くすことができない。
もう戻れないと悟った。仲良し3人組には戻れない。あの二人はあたしのことを共通の敵とみなした。
こうなってしまったら、最後。
あの二人は一致団結してあたしをイジメるだろう。
ほんの数時間前まで友達だと思っていたあの二人はあっけなくあたしという人間を切り捨てた。
酷い。どうして……。あたしのことをずっと見下してたの?
ひどいよ。ひどすぎる。
目頭が熱くなる。
「佐知子」
そのとき、ポンポンッと肩を叩かれた。
振り返ると、そこにいたのは真紀だった。
二人は黙っている。あたしの声が聞こえているのに無視している。
そのままお弁当を包むと、二人は揃って教室の出口へ歩いていった。
「な、なんで……」
二人は教室の扉の前で突然立ち止まると、振り返って呆然とするあたしを見つめた。
そして、「今の顔見た?」「マジキモい!」と二人はキャッキャとふざけあいながら教室を出て行った。
その場に残されたあたしは呆然と立ち尽くすことができない。
もう戻れないと悟った。仲良し3人組には戻れない。あの二人はあたしのことを共通の敵とみなした。
こうなってしまったら、最後。
あの二人は一致団結してあたしをイジメるだろう。
ほんの数時間前まで友達だと思っていたあの二人はあっけなくあたしという人間を切り捨てた。
酷い。どうして……。あたしのことをずっと見下してたの?
ひどいよ。ひどすぎる。
目頭が熱くなる。
「佐知子」
そのとき、ポンポンッと肩を叩かれた。
振り返ると、そこにいたのは真紀だった。



