イジメ返し―新たな復讐―

可愛いし昔からチヤホヤされて何の苦労もなく育ってきたんだろう。

それが間違いだと思い知らせてやる。何でも許されると思ったら大間違いだ。

あたしには今、力がある。愛奈とエマちゃんを潰すだけの力が。

今はもう昔のあたしじゃないんだから。

『2-A組』

というスレッドを開いてあたしはすぐにそのページを開いた。

そして愛奈の悪口を書き込もうとした瞬間、あたしはわが目を疑った。

えっ……?なんで……?

そこにはあたしの名前が溢れていた。

【匿名:ロングロングアゴ―!!!】

それはさっき耳にしたばかりの言葉だった。

【匿名:めっちゃ懐かしい!wwwww】

【匿名:佐知子の為の言葉じゃん】

【匿名:ロングアゴ―を隠すために伊達マスクが手放せませんwww】

【匿名:アイツさ、イジメてた愛奈に指摘されて泣きそうになってたから!超ウケる!】

『匿名:マスクで全ては隠せるわけではありません。マスクで顎を隠す前に、痩せましょうww』

『匿名:デブ隠しは失敗しました』

『匿名:デブ死ね』

『匿名:高校デビュー豚』

そこには延々とあたしの悪口が書き込まれていた。

「な、なんで……?」

消え入りそうなほど小さな声が自分の口から洩れた。

恐る恐る振り返ると、香織が机の下にスマホを隠して何やら操作している。

そのそばの杏奈もだ。楽しそうな表情を浮かべて画面をタップしている。