『佐知子:あっ、ちなみにあたしはまだあいつのことブロックしないから!これ見せてちゃんとみんなから嫌われてるってことを自覚させなくちゃいけないから。ねっ、愛●ちゃん?』

『杏奈:伏字になってないって!』

『アキナ:今、見てるかもwww』

『伊織:絶対見てるって。想像するとウケる!』

『香織:もう学校来なくてもいいですよー』

『佐知子:むしろ、くんな』

わたしはスマホをベッドの上に投げ出した。

自分でも思っている以上に状況は深刻だった。

すると、スマホがブルブルと震えた。

恐る恐る画面を見ると、真紀からメッセージが届いていた。

真紀だ……。どうしたんだろう。

真紀からも酷いメッセージが届いていたらと思うとなかなかメッセージを開くことができなかった。

でも、それは杞憂だった。