「みんな、おはよー!」

梓ちゃん…

朝から元気いいなぁ…

「おはよう、梓ちゃん!」

梓ちゃんの元気な声で目が覚めた。

「ん…まだ寝るぅ…」

「はっ、春奈ちゃん。急がないと、朝御飯に遅れるよ?」

眠そうにしている、春奈ちゃんを起こす。

春奈ちゃんは、朝が弱いらしく、眠たそうにしている。

「そういえば、喜菜ちゃんは?」

梓ちゃんが聞いてきた。

そういえば、喜菜、いないなぁ…

どこ行っちゃったんだろう。

「いないね…あ!班長、ミーティングかも!」

「あ、そっか。喜菜ちゃん、班長だもんね」

そうそう、喜菜は、私たちが押し付けたから、班長なんだ。

まぁ、なんだかんだ言ってちゃんと班長してくれてる、喜菜には感謝だね。

「ほら、ほぉら! おきろぉー、春奈ぁっ!」

春奈ちゃん、まだ起きないのかな…

ってか、そんなこと考えてる場合じゃない!

髪型とかいろいろ考えないと…!

お試しとは言え、初彼と自由時間を過ごすんだから!

もう、昨日なんでちゃんと考えなかったんだろう、私のバカァ!