イケメン王子は溺愛中


「じゃあ、どこ行く?」

「う~ん、新藤くんの行きたいところでいいよ!」

私、優柔不断だから、決めれないし。

「う~ん、じゃあ、ウィッチストリート行く?」

ウィッチストリートか。

お母さんが、ウィッチシリーズ好きなんだよね。

そこで、お母さんにお土産、買おっと。

「いいね。行こう!」

「ウィッチストリートで何する?」

歩きながら、新藤くんと話す。

「お土産、買いたいな!」

「わかった。俺も、お土産買おうかな?」

「新藤くんって、兄弟いるの?」

ずっと、気になってたんだよね。

なんか、しっかりものって感じ、するから、お兄ちゃんなのかなぁ?と思って。

「いや、一人っ子だけど。桃山さんは?」

へぇ、一人っ子なんだ。

意外。

「私も。一人っ子だよ。一緒だね」