「なぁ…、ちゃんと決めよう」

「うん、ごめんね。騒いでて」

こんなに俺があからさまに怒っているのに、桃山さんは冷静だ。

こういうところも、好き。

「じゃあまず、副班長から。副班したいひと~?」

「「「……」」」

「誰もしないなら、俺するね」

ということで、俺は副班長になった。

「うん、ありがと。じゃあ、私は時計係でいいかな?」

桃山さんが、言う。

「OK! じゃあ、私は雑用係するから」

川上さんも、自分のしたい係を決めてくれた。

《樹 side終了》