《ここみside》
今日から新学年!
私も今日から、高二かぁ
はじめまして!
桃山ここみです!
彼氏いない歴二年、成績は中の上という超凡人です。
今、私は親友の喜菜、その彼氏の森本くんとクラス発表の掲示板を見に来ているところなんだけど…
「うわっ…最悪…」
森本くんが呟いた。
「どしたの拓?見えた?」
喜菜が心配そうに問いかける。
「桃山! 頼む、俺とクラス変わってくれねぇ?」
は?
いきなり何?
「えっと、ちょっと意味わかんないんだけど。」
私も、というように、うんうんとうなずく喜菜。
「だから、お前と喜菜が同じクラスで俺だけ違うクラスなんだよ! 最悪かよ…」
ごめんね、森本くん。
今、森本くんがクラス離れてかわいそうってことよりも、喜菜とクラスが一緒だったことが嬉しすぎて、ほぼ最後の方聞いてなかった。
「今年もよろしくね!喜菜。」
「うんうん! また一緒のクラスなんて奇跡だね!」
二人でキャッキャと喜んでいると、後ろに、すごい負のオーラをはなった森本くんがいた。
「お前らぁ、俺のこともちょっとはいたわれ!」
「まぁまぁ、拓はいつも一緒にいれるでしょ? それに私が好きなのは拓だけだし。」
喜菜は、森本くんと付き合い始めてから、ずいぶん大胆になった。
いいなぁ、こんな幸せなカップルなら。
私みたいに、傷つかないですむ。
今日から新学年!
私も今日から、高二かぁ
はじめまして!
桃山ここみです!
彼氏いない歴二年、成績は中の上という超凡人です。
今、私は親友の喜菜、その彼氏の森本くんとクラス発表の掲示板を見に来ているところなんだけど…
「うわっ…最悪…」
森本くんが呟いた。
「どしたの拓?見えた?」
喜菜が心配そうに問いかける。
「桃山! 頼む、俺とクラス変わってくれねぇ?」
は?
いきなり何?
「えっと、ちょっと意味わかんないんだけど。」
私も、というように、うんうんとうなずく喜菜。
「だから、お前と喜菜が同じクラスで俺だけ違うクラスなんだよ! 最悪かよ…」
ごめんね、森本くん。
今、森本くんがクラス離れてかわいそうってことよりも、喜菜とクラスが一緒だったことが嬉しすぎて、ほぼ最後の方聞いてなかった。
「今年もよろしくね!喜菜。」
「うんうん! また一緒のクラスなんて奇跡だね!」
二人でキャッキャと喜んでいると、後ろに、すごい負のオーラをはなった森本くんがいた。
「お前らぁ、俺のこともちょっとはいたわれ!」
「まぁまぁ、拓はいつも一緒にいれるでしょ? それに私が好きなのは拓だけだし。」
喜菜は、森本くんと付き合い始めてから、ずいぶん大胆になった。
いいなぁ、こんな幸せなカップルなら。
私みたいに、傷つかないですむ。