居候同期とフクザツな恋事情



「あ、あの辺座る?」

テラスにある空席のベンチを指差す仲林くんに動揺がバレないように頷くと、私たちはふたりでそこに腰掛けた。

コンビニ袋からお昼のサンドイッチとデザートのスフレプリンを取り出すと、仲林くんが「あ」と小さく声をあげた。


「それ、美味しいよね。俺の今日のデザートはミルクプリン」

仲林くんが嬉しそうにそう言って、コンビニの袋からプリンを取り出すからちょっと笑ってしまった。


「仲林くん、スイーツ男子なんだね。昨日もルーブル・フロマージュ買ってたし」

「うん。甘いの、大好き」

笑顔でそう言った仲林くんが、顔の前で礼儀正しく手を合わせて「いただきます」をする。

この2日間でダメなとこをいっぱい見てるのに、食べる前はちゃんと手を合わすんだと思ったら、その姿がなんだか可愛くて可笑しかった。


「仲林くん、コンビニスイーツ以外も食べる?洋菓子屋さんのケーキとか、有名なお店のパンケーキとか」

「うん、食べるよ。あと、和菓子も好き」