うちにある一番大きなお皿をフライパンに被せてパッとひっくり返すと、見栄えもバッチリだ。
「はい、焼けたよー」
「おぉ、うまそう。しかも、羽根付きだ。在原さん、料理うまいな」
ダイニングで待つ仲林くんの前に出すと、なんだかやたらと感動してくれた。
まぁ、私はそれなりに料理はできるけど。
最近の冷凍餃子はうまく焼けるようにできていて、外袋の作り方どおりにやれば、誰でも上手に焼けるのよ。
そう思ったけど、仲林くんがあまりに「おいしー、おいしー」と喜んで食べてくれるから、黙ってにこにこしておいた。
仲林くんの夕飯タイムが終わり、スイーツタイムが始まるのに合わせてコーヒーを淹れる。
スプーンと、小さめの取り皿を用意すると、仲林くんが太っ腹にも半分分けてくれた。
私が焼いた餃子が美味しかったから、そのお礼らしい。
誰でも上手に焼けるように改良してくれた企業様に感謝、だ。



