「これ、焦げたのは処分するよ?自分で焼けないなら、餃子は今後一切食べるの禁止」
「え……」
「当然でしょ」
ガックリ肩を落とした仲林くんに強い口調でそう言って、焦げたチャーハンとお皿を片付ける。
そのとき、シンクの横に置かれたコンビニの袋の中に良いものが入っているのが見えた。
「ねぇ、これ。期間限定のドゥーブル・フロマージュだよね?」
キランと目を輝かせてそれを持ち上げたら、仲林くんが慌てて駆け寄ってきた。
「それ、俺の」
私の手からコンビニ袋ごとそれを奪い取った仲林くんが、威嚇するように私を睨む。
彼がそれを抱きかかえて隠すように背を向けたから、余計にその存在が気になった。
「それ、サイズは大きいけどコンビニスイーツにしては値段が高めだよね。期間限定で気になりつつも、ちょっと手が出せなかったんだ」
「へぇー」
肩越しに振り向いた仲林くんが、絶対やらねーぞという目で私をジトっと見る。



