「じゃぁ、おやすみー」 仲林くんはそう言うと、本当に目を閉じて眠り始める。 寝転んでいる場所は床だけど、そのくつろぎっぷりはまるで我が家のようだ。 彼女に振られて家を追い出されたところだっていうのに。すごいな、このマイペースさ。 最長2ヶ月、だっけ…… この同居、ほんとに大丈夫? 私は床寝転がる居候の姿を見下ろして、深いため息をこぼした。