居候同期とフクザツな恋事情



お風呂から出てきたら、私が帰ってくる前にお風呂を済ませていたイオが、既に自分の布団で寝転んでいた。


「電気消す?」

「あー、うん」
 
スマホを見ていたイオが、私を振り向いて笑う。

その笑顔に胸をときめかせながら電気を消すと、いそいそと自分のベッドへと向かった。

布団の中に潜り込むと、イオが見ていたスマホのライトが消えて部屋の中が暗くなる。

シンと静かになった部屋で、私は目を閉じることもできないくらいに緊張していた。

昨日の夜もそうだったけど、床の布団で眠るイオのことを妙に意識してしまう。

これまで普通に眠れていたことが、むしろ不思議なくらいだった。

ベッドの中でモゾモゾとときどき身体を動かしているうちに、暗闇にも目が慣れてくる。


「メェちゃん、眠れないの?」

落ち着きなくゴソゴソしていたら、イオが下から話しかけてきた。

静かだからもう眠っているのかと思ったけど、イオもまだ起きていたらしい。