居候同期とフクザツな恋事情




「それより、永田さんとなにかあったの?家飲みして潰れちゃうとか、よっぽどでしょ」

「あー、うん」

私の言葉で、イオの表情が曇る。


「あんまり話せない感じ?」

「いや。最初は美玲も、俺のことを突然追い出したことを気にしてくれてたんだけど……『滝宮さんと付き合ってるよね?』って割と切り込んで探りを入れたら、『どうやって調べたんだ』っていろいろ疑われて。食ってる途中だったけど、そのまま店に置いていかれた」

「疑われた、って……イオが未練ある感じ、出しちゃったの?」

「出してないし、もう未練とかじゃないよ。だけど、この前滝宮さんが他の女の人と一緒にいるとこ見ちゃったじゃん?だから、もしかして美玲が騙されてるんじゃないかと思って、付き合い出したきっかけとか、いろいろ探るような聞き方はした」

イオが後悔するように、ぐしゃりと髪を掻く。

その表情に、私はとても複雑な気持ちになった。