居候同期とフクザツな恋事情



これが、居候してきた直後ならこのまま放置したかもしれない。

だけど、そろそろ3週間近くイオと生活している今。ほっといて風邪ひいたら可哀想だよな、という思うくらいにはイオへの情が湧いていた。


仕方ない、布団まで移動させるか。

イオが突っ伏しているローテーブルと、そのすぐそばに敷いた布団を見比べて考える。

背負って長い距離を運べと言われたらムリだけど、後ろからイオの身体を引っ張り起こして布団に転がすくらいなら、私でもできそうだ。

布団をギリギリまでイオに寄せると、ぐうぐう寝ているイオの背中に回って、両脇の下から腕をいれる。

ただ身体を起こして寝転がらせるだけだったけれど、眠って脱力しているイオの身体は想像以上に重くて苦労した。

そーっと寝かせてあげるのはなかなか難しくて、イオの頭が50センチ以上の高さからドスンと布団に落ちる。

お酒飲んでるし、後頭部から落下させたのはさすがにちょっとヤバかったかな。