居候同期とフクザツな恋事情



落ち込んでヤケ酒してるイオに、コンビニでスイーツでも買って帰ってあげようかな。

駅から家までのあいだにあるコンビニで、プリンをふたつ購入する。

それから、ほとんど小走りでイオの待つ家へと帰った。


「ただいまー!」

イオの声が帰ってくるのを期待して、勢いよく玄関を開ける。

だけど、部屋の電気はついているのにイオからの反応はなかった。


「ただいま、イオー?」

結構お酒飲んでそうだったのに、まさか酔った状態でお風呂でも入ってるのかな。

だったら危ないな。心配しながらバスルームの横を通過したけど、ドアが開けっぱなしで真っ暗なそこにイオはいない。

ダイニングにもイオの姿は見えず、閉まっていた寝室との仕切り戸をスライドさせると、ようやくそこに彼の姿があった。

普段は壁際に立てかけてある、折り畳み式のローテーブルが出されていて、そこにお酒の缶が乱雑に置かれている。

イオはというと、お酒の缶を避けるようにスペースを作って、ローテーブルに顔から突っ伏していた。