居候同期とフクザツな恋事情



食べ残したカップ麺と割り箸をもって立ち上がったイオが、それらをキッチンに持っていて片付ける。

しばらくして戻ってくると、私の座るダイニングテーブルの横を無言で通過しようとして、ふと思い出したように立ち止まった。


「あ、もし松野といい感じになりそうだったら、日曜日はドタキャンでも大丈夫だから」

「え?」

「ほら、俺、ここに住まわせてもらう前にメェちゃんに彼氏いるかどうか確認したじゃん?それでメェちゃんが『いない』って言うから、結構無理やり居座っちゃったけど。もしメェちゃんが松野と付き合うとかなったら、俺のこといろいろ面倒でしょ?」

つい一瞬前まで怒ったような顔をしていたくせに、そう言って振り向いたイオは、へらりと笑っていた。


「メェちゃん、なんだかんだで優しいし。居心地良くてつい甘えちゃってたけど。早く出て行けるようにちゃんと本気で家探すね。だから、メェちゃんも頑張って」

最後にまた、へらっと笑って、イオがリビング兼寝室へと消えていく。