あの時、あの瞬間。 私の人生の大きな歯車が動き出した。 この世界に来て、消して動くことのなかったものが──。 あの時、どうしていたらこうならなかったのか。 それを考えない日などない。 ──あなたを忘れることなんて、私にはできないの。