美桜「あの、ちょっとプリント
貸してください。」
  

かっこいい人は、訳が分からなそうに
私にプリントを渡す。

 
そして、そのプリントを近くの台に置き
絆創膏を取り出して男の人の
細く、長い、キレイな指にはる。



男の人は、目を見開き、顔を赤くした。



美桜「うん。これで大丈夫だね。」



ハッ!今気づいてしまった。



ぶりっこを忘れていた、、、


??「あ、ありがとう。
   よく気づいたね」



かっこいい人は、まだ少し赤い顔を
誤魔化すように言った。



美桜「いえいぇ〜。あっ、やばぁい!時間が!
早く行かなきゃ!では、またぁー!」

 



私は、理事長に怒られるのは、ゴメンだったので
廊下を小走りした。



あぁぁー!理事長室の場所きいてなかった...


早く探そぉぉぉ!




??「.......あの子にしよう...」






あの男の人がそんなことを
言っているなんて知る由もなかった