それに、俺にはまだヅヌダクがいる。兵士として色んな所を歩いてきたヅヌダクがいれば一人でいるより何とかなるだろう。
二人に頭を下げ、カナケトに国王に持たせて頂いた鷹を渡して歩き始めた。今はただ、まだ無事かもしれないという事実を知れただけで良い。それを知れただけでも前進だ。
「どこか、身を隠せそうな場所はありますか?」
「んー、無いな。ここら辺は森が多い。一番近い場所で馬車で七日は掛かる。もう少し手がかりがあれば良いんだがな」
さすがに逃げられたという事実だけでは特定出来ないか。なら、自分の記憶だけが頼りとなるだろう。エイミア様が考えそうな逃げ場所か。
もし、カナケトの気にしていた拉致された子供を助けるために一緒に逃げていたとしたら?見つかりやすい砂漠を歩くなんてなさるだろうか?周りの事を第一にお考えになるあの方が?
もし本当に子供たちと一緒にいるのなら、ただ長い道を歩き続けるとは考えにくい。見つかって戦闘となればエイミア様が不利だ。となると、子供でも歩けるような安全な道を使って移動している?でもそんなものどこにある?
二人に頭を下げ、カナケトに国王に持たせて頂いた鷹を渡して歩き始めた。今はただ、まだ無事かもしれないという事実を知れただけで良い。それを知れただけでも前進だ。
「どこか、身を隠せそうな場所はありますか?」
「んー、無いな。ここら辺は森が多い。一番近い場所で馬車で七日は掛かる。もう少し手がかりがあれば良いんだがな」
さすがに逃げられたという事実だけでは特定出来ないか。なら、自分の記憶だけが頼りとなるだろう。エイミア様が考えそうな逃げ場所か。
もし、カナケトの気にしていた拉致された子供を助けるために一緒に逃げていたとしたら?見つかりやすい砂漠を歩くなんてなさるだろうか?周りの事を第一にお考えになるあの方が?
もし本当に子供たちと一緒にいるのなら、ただ長い道を歩き続けるとは考えにくい。見つかって戦闘となればエイミア様が不利だ。となると、子供でも歩けるような安全な道を使って移動している?でもそんなものどこにある?



