「勝ち上がれたら良いね」
「気がないと?」
「頑張ってはいるけど、二人は私より年の分の経験があるから」
表情は動かさなかったものの、心は悲しんでいた。私の言葉にどうしてそんな事をと落胆した。
ごめんなさい。でも、私はどちらが選ばれてもこの国は大丈夫だと思っていた。長男は強引な所はあるけれど情に厚い所がある。次男は慎重で頭が冴える。どちらも人が集まってくる素質はある。だから別に、私がならなくても良いのに何で私じゃなきゃダメなんだろう。
考えるだけじゃダメか。行動して納得させて諦めさせないと。いや、諦めさせようと思うからダメなのかしら。諦めさせようという気持ちが空回りしているのかも。
夜の窓に寄りかかりながら星空を見て、流れ星を見付ける。私流の験担ぎみたいなもの。流れ星を見付けられたら物事が順調に進んでいる証拠ってね。
まぁ、ただの思い込みに過ぎないけど悩んだり迷ったりしている時は結構役に立つのよ。
「気がないと?」
「頑張ってはいるけど、二人は私より年の分の経験があるから」
表情は動かさなかったものの、心は悲しんでいた。私の言葉にどうしてそんな事をと落胆した。
ごめんなさい。でも、私はどちらが選ばれてもこの国は大丈夫だと思っていた。長男は強引な所はあるけれど情に厚い所がある。次男は慎重で頭が冴える。どちらも人が集まってくる素質はある。だから別に、私がならなくても良いのに何で私じゃなきゃダメなんだろう。
考えるだけじゃダメか。行動して納得させて諦めさせないと。いや、諦めさせようと思うからダメなのかしら。諦めさせようという気持ちが空回りしているのかも。
夜の窓に寄りかかりながら星空を見て、流れ星を見付ける。私流の験担ぎみたいなもの。流れ星を見付けられたら物事が順調に進んでいる証拠ってね。
まぁ、ただの思い込みに過ぎないけど悩んだり迷ったりしている時は結構役に立つのよ。



