皆の星も見てきたしと思ってウデルクの星も見せてもらった。何だろう、パドメの所とはまた違う命の形がある。ここまで死後や死期の近い魂を大切にしている所、初めて見た。

「少し報われるんだ。彼らを見ていると」

「あ・・・、ここってトワがいた場所の・・・?」

「うん。俺が消滅させるはずだった魂の集まり。・・・死の能力を持っているのにさ。笑えるよね。こんなに多くの魂を助けられたんだって安心してるんだ」

「良いと思う。私たちだって元はただの魂だったんだから」

ウデルクの表情は笑っていたのに切なかった。自分が手にかけた魂の数をかぞえたのかもしれない。消滅させなかった彼らの幸せそうな暮らしぶりを見て、もしかしたら自分が手にかけた魂もこうして生きられたのかもと思っているのかもしれない。