好きなんだから仕方ない。

神々の会話に使いの俺が口を出すべきではないという事は分かっている。でも、見ていられない。見ていたくない。全決定権をエミィ様に委ねている今だからこそ、口を出さなくてどうするんだ。俺はこんな状況で目を瞑れるほど賢くない。

「何が神だ。エミィ様を心配するふりして何もしていない事実を正当化したかっただけかよ!忠告はした!心配はした!傷は治した!それだけで満足か!ふざけるな!一緒に傷付く勇気もないくせに自分の願いだけ押し付けているから思い通りにならねぇんだ!よく覚えておけ!彼女は願いの神だ!お前らの願いだって当然知ってる!知っていてなお、自分で行動しているんだ!神になる前の存在で止まっているのはエミィ様じゃねぇ!お前らなんだよ!」

「黙りなさい。使いの分際で楯突きますか」

「エミィ、貴様はどうしたい?黙れと言うなら黙るし消滅させられるのなら俺たちは喜んで受け入れよう」

どちらの怒りを静めようとしてくれたのかは分からないが、ステアダは神々と俺の間に尻尾を移動させてくれた。