「王都は初めてだって言ってたね。わからないことや困ったことがあったら相談しておくれ。私はハルヤだよ。こっから西に延びた道を歩いて3つめの曲がり角を曲がった通りにある雑貨屋……。主人が作るこまごまとした道具を売ってる店にいるから」
ハルヤさん?あ、マチルダさんが言っていた人だ!
「ありがとうございます」
そうか。情報通というだけじゃなくて、きっと面倒見がよくていい人だから、マチルダさんも名前を出したんだよね。ご主人さんが作ったものを売る雑貨屋さんか。何を作っているんだろう?
いただいたおむつを鞄に詰め込む。パンパンだ。ありがたい。
それから、洗濯の終わったおむつを桶にいれ、持ってきたバケツといろいろ荷物を両手に抱え……ヨリトは、前抱っこ。背中は濡れているので。
そういえば、私の着替えはどうしようか。どちらにしても1枚は洗い替えがいるから買わないと。
白ちゃんに洗い替えも頼めばよかったなぁ。
「だ?」
ヨリトがほっぺをペチペチとたたく。
そのまま、手が目に延びる。
「ダメよ、おめめは痛い痛いだからね!」
ふ。ふふ。異世界だろうが赤ちゃんはおんなじだね。顔に興味を持って手を伸ばすようになるんだ。目にも容赦なく手を伸ばすので油断ならない。
特に今は、両手がふさがっているので無防備だ。
「だ!」
私の言っていることが伝わったのか、ニコッと笑って頬っぺたをペチペチとたたかれる。
◆
1キロの道。たぶん歩いて10分ほどを移動してマチルダさんの家に戻る。
現代日本人の体力だと、赤ちゃん抱っこして両手に荷物持って1キロ歩くのはかなりしんどい。ヨリトは揺れるのが気持ちよかったのか途中で寝てしまった。
……寝ると、赤ちゃんは重たくなるんだよね。しかも、現代抱っこ紐とちがってただの布だ。クッションとかついてなくて次第に方に食い込む感じが……こう、痛い。ちょっと使いやすいように改良しないと厳しい。タオルかなにか肩に当たるところにハサミ込むだけでも違うと思うんだ。
「ただいま」
と、声をかけるけれど返事はない。申し訳ないとは思いつつ勝手にドアを開いて中に入る。
「ああ……寝てる」
赤ちゃんもマチルダさんも寝ていた。
そうだよね。病み上がりっていうだけじゃなくて、毎日夜中に何度か起きて授乳していると考えれば……。眠いよね。
ハルヤさん?あ、マチルダさんが言っていた人だ!
「ありがとうございます」
そうか。情報通というだけじゃなくて、きっと面倒見がよくていい人だから、マチルダさんも名前を出したんだよね。ご主人さんが作ったものを売る雑貨屋さんか。何を作っているんだろう?
いただいたおむつを鞄に詰め込む。パンパンだ。ありがたい。
それから、洗濯の終わったおむつを桶にいれ、持ってきたバケツといろいろ荷物を両手に抱え……ヨリトは、前抱っこ。背中は濡れているので。
そういえば、私の着替えはどうしようか。どちらにしても1枚は洗い替えがいるから買わないと。
白ちゃんに洗い替えも頼めばよかったなぁ。
「だ?」
ヨリトがほっぺをペチペチとたたく。
そのまま、手が目に延びる。
「ダメよ、おめめは痛い痛いだからね!」
ふ。ふふ。異世界だろうが赤ちゃんはおんなじだね。顔に興味を持って手を伸ばすようになるんだ。目にも容赦なく手を伸ばすので油断ならない。
特に今は、両手がふさがっているので無防備だ。
「だ!」
私の言っていることが伝わったのか、ニコッと笑って頬っぺたをペチペチとたたかれる。
◆
1キロの道。たぶん歩いて10分ほどを移動してマチルダさんの家に戻る。
現代日本人の体力だと、赤ちゃん抱っこして両手に荷物持って1キロ歩くのはかなりしんどい。ヨリトは揺れるのが気持ちよかったのか途中で寝てしまった。
……寝ると、赤ちゃんは重たくなるんだよね。しかも、現代抱っこ紐とちがってただの布だ。クッションとかついてなくて次第に方に食い込む感じが……こう、痛い。ちょっと使いやすいように改良しないと厳しい。タオルかなにか肩に当たるところにハサミ込むだけでも違うと思うんだ。
「ただいま」
と、声をかけるけれど返事はない。申し訳ないとは思いつつ勝手にドアを開いて中に入る。
「ああ……寝てる」
赤ちゃんもマチルダさんも寝ていた。
そうだよね。病み上がりっていうだけじゃなくて、毎日夜中に何度か起きて授乳していると考えれば……。眠いよね。


