改めてリュートさんの姿を見ても、剣は持っていないように見える。
「あー、違うが、似たようなもんか、んー、何ていえばいいかな」
と、言葉に迷っている。この世界の「職業」的な話もよく分からないので、まぁ聞いても理解できるか分からないのと、自分のことを尋ねられても困るので深くは聞きませんよ。
「あの辺で食料品買えそうですね」
市場のように露店が並ぶ場所を見つけて指をさす。
「ああ、そうだな。どの街も基本は同じだな。王都とはいえ特別ってことはないか」
王都。そういえば、お城から出てきたんだから、ここは王都になるのか。
「うわぁ、すごい!」
◆
色とりどりの野菜や果物、それから干した肉に魚。
見たことのない食べ物が所狭しと並んでいて。
大、興、奮!カフェ店長ですから。新しい食材、新しいメニュー、新しいムーブメント。食材へのアンテナは常に張っていた。
こんなに、知らない食べ物がたくさんっ!
「ああ、本当だな。さすがに王都だ。店の数も品の種類も多いな」
リュートさんの言葉にはっとする。
あんまり物を知らな過ぎても怪しまれるか。落ち着こう。少し落ち着いて。
よく見て、触ってにおいをかげばある程度想像できる品もある。
細長いけど、糸かぼちゃとかそれっぽい感じのものを手にとって店の人に聞く。
「どうやって食べると美味しいですか?」
コミュニケーションという名の情報収集。
生で食べられるか火を通すかさえわからないので。
「ゆでるより蒸し焼きにした方が上手いぞ。甘味が逃げないからな。ちょっと塩を振るとまた甘味が増す」
なるほど。かぼちゃっぽいと思ったのは正解かな?ゆでると水っぽくなる系のやつかな。うむうむ。
と、いろいろ手に取ってお店の人に教えてもらっていたら、リュートさんが不思議そうな顔をして私を見ていた。
「料理するつもりか?」
「え?」
「すぐ食べられる物を買っていった方がいいんじゃないか?」
し、しまった!
そうでした。マチルダさんに食べてもらうものを買いに来たんだ。今から料理とか食べられるまでにどれだけかかるのかと。
そもそも料理しようにも、する場所がないよね。さすがにマチルダさんの台所借りるというのも……重ね重ね面倒をかけ過ぎというか……。
「あ、そうでした。つい。王都は、見たことがない食材がいっぱいで、えっと、好奇心が……」
「あー、違うが、似たようなもんか、んー、何ていえばいいかな」
と、言葉に迷っている。この世界の「職業」的な話もよく分からないので、まぁ聞いても理解できるか分からないのと、自分のことを尋ねられても困るので深くは聞きませんよ。
「あの辺で食料品買えそうですね」
市場のように露店が並ぶ場所を見つけて指をさす。
「ああ、そうだな。どの街も基本は同じだな。王都とはいえ特別ってことはないか」
王都。そういえば、お城から出てきたんだから、ここは王都になるのか。
「うわぁ、すごい!」
◆
色とりどりの野菜や果物、それから干した肉に魚。
見たことのない食べ物が所狭しと並んでいて。
大、興、奮!カフェ店長ですから。新しい食材、新しいメニュー、新しいムーブメント。食材へのアンテナは常に張っていた。
こんなに、知らない食べ物がたくさんっ!
「ああ、本当だな。さすがに王都だ。店の数も品の種類も多いな」
リュートさんの言葉にはっとする。
あんまり物を知らな過ぎても怪しまれるか。落ち着こう。少し落ち着いて。
よく見て、触ってにおいをかげばある程度想像できる品もある。
細長いけど、糸かぼちゃとかそれっぽい感じのものを手にとって店の人に聞く。
「どうやって食べると美味しいですか?」
コミュニケーションという名の情報収集。
生で食べられるか火を通すかさえわからないので。
「ゆでるより蒸し焼きにした方が上手いぞ。甘味が逃げないからな。ちょっと塩を振るとまた甘味が増す」
なるほど。かぼちゃっぽいと思ったのは正解かな?ゆでると水っぽくなる系のやつかな。うむうむ。
と、いろいろ手に取ってお店の人に教えてもらっていたら、リュートさんが不思議そうな顔をして私を見ていた。
「料理するつもりか?」
「え?」
「すぐ食べられる物を買っていった方がいいんじゃないか?」
し、しまった!
そうでした。マチルダさんに食べてもらうものを買いに来たんだ。今から料理とか食べられるまでにどれだけかかるのかと。
そもそも料理しようにも、する場所がないよね。さすがにマチルダさんの台所借りるというのも……重ね重ね面倒をかけ過ぎというか……。
「あ、そうでした。つい。王都は、見たことがない食材がいっぱいで、えっと、好奇心が……」


