反逆の聖女は癒さない~赤ちゃん育てるのに忙しいので~

「ああ、おむつ、そうか。さすがにいるよな。わ、なんか、すぐにでも、いるっ」
 リュートさんの表情が変わった。
 え?と思ってみると、なんだかぷぅんとかぐわしい香りが。
「食べたら出るよね」
 ……そういえば、おしりふきもないんだ。こういう時どうするのか。ちょっとふき取って洗う?ふき取る布は……ああ、おむつかな?どうせ汚れてしまって洗うおむつでふき取ってから洗うの?
 水はどこにあるの?水は冷たすぎる?お湯?
 うわー。ダメだ。わからないことだらけ。
 とりあえず、おむつを買ってから、教えてもらった3件先の赤ちゃんのいるという家を訪ねよう。
 急いで布屋へ飛び込み、おむつが必要だと言って、布を購入。簡単におむつの作り方も教えてもらう。それから、おむつカバーの布もかわいいのを進められた。男の子か女の子かもわからないんだけど、慌てていたこともあり言われるままに布を購入。
 占めて金貨1枚。……。貨幣価値がわからないんだけど、これって、安いの?高いの?物価もわからないので、適正価格かどうかもわからない。
 まぁいいや。とりあえずお金は当面困らない分は持っているし。なんていうの?自分の物を買うなら値段と相談してあきらめることもするけど、赤ちゃんの物って思うと、財布の紐も軽くなりがちよねー。
 今すぐにおむつが必要と言ったら、おまけに1枚出来上がったおむつをつけてくれた。
 腹帯を買った人には、おむつの見本として渡しているものらしい。
「ありがとうございます。助かります!」

 ぺこりと頭を下げて
 ぺこりと頭を下げて店を出ようとして声をかけられる。
「赤ちゃん、生まれて1か月も経ってないようなら、今買った布で作ったおむつはやめた方がいい」
 え?
「腹帯として何か月か使った後なら、布は柔らかくて肌触りがよくなるけれど、買ったばかりの布は生まれたばかりの赤ちゃんには固いからな」
 そうなの?
 そっと買った布の表面を撫でる。んー、確かに、新しい布って感じ。そうか。使い古して少しけば立ったり、何度も洗濯してくたくたになった感じのほうが柔らかくて赤ちゃんの肌にはいいんだ。
 ……だから、腹帯として使ってからおむつにするのか……。
 だから、おむつの形で初めから売っていないのか……。
 もう、生後半年くらいに見えるから、そこまで肌はやわじゃないと思うから大丈夫だとは思うけど……。