「オムツのレンタル屋……いえ、洗濯屋をやったらどうでしょうか。使い終わったおむつと、洗濯をしたおむつを交換するんです。そうですね、10枚で銅貨1枚くらいの値段なら利用しませんか?1日に30枚おむつがいるとして銅貨3枚。自分で洗える分は洗えばいいんです。でも、急に必要になったとき……たとえば、雨が続いて乾かないとか、体調が悪くて洗えなかったとか……産後の肥立ちが思わしくない人もいるでしょうし……。洗濯する時間が節約できれば、宿屋食堂を手伝う時間ができるかもしれない。
本当はクリーニング屋ができれば一番いいんだけれど、服が高価な世界だけに、何かあったときの責任の所在……言いがかりをつけられるなどの問題が起きても困る。その点、オムツのレンタルなら……。10枚と10枚を交換し、レンタル代金としてもらえば、レンタルしたおむつが帰ってこなくても、もともと10枚ずつで交換しているから問題はない。
30枚……。10枚で銅貨1枚。30枚で銅貨3枚。お客さんが30人集まれば……1日銅貨90枚。パンが1個銅貨1枚前後だ。100人の子供たちが、毎日パン1つ多く食べられるなら……いいや、3日1日でももう少し食べられるなら。
赤ちゃんは毎年生まれるんだ。需要が途切れることもないだろうし、むしろ評判になって客が増える可能性だってある。
「なるほど。川も近い。働き手もある……洗濯であれば、10歳の子でもできるだろう」
リュートさんが明るい表情を見せる。
◆
「だけど、水汲みは重労働かな……そうだ、水車でもあれば。川なら、水車で」
「よく川の水があふれると言っていたぞ、すぐに壊れてしまうのではないか?」
リュートさんの表情が再び曇った。
「そんな何メートルもあるような大きな水車じゃなくて、直径1mくらいの、移動させて設置できるものならどうでしょう。使う時だけ水につけて、使い終わったら片付けるんです」
私の頭の中に思い浮かんだのは、子供がお風呂やビニールプールで遊んでいた水車のような形のおもちゃだ。
水を上からかけると、くるくると回るもの。
水流で水を上に上げて落とす。一度に落ちる水の量はコップ1杯分だってかまわない。それが絶え間なく落ち続けるのだ。竹筒のようなもので落ちる水を受けてその先の水ガメにためるようにする。ああ、水ガメにためるんじゃなくて、たらいに次々に注ぎ込むのでもいい。
本当はクリーニング屋ができれば一番いいんだけれど、服が高価な世界だけに、何かあったときの責任の所在……言いがかりをつけられるなどの問題が起きても困る。その点、オムツのレンタルなら……。10枚と10枚を交換し、レンタル代金としてもらえば、レンタルしたおむつが帰ってこなくても、もともと10枚ずつで交換しているから問題はない。
30枚……。10枚で銅貨1枚。30枚で銅貨3枚。お客さんが30人集まれば……1日銅貨90枚。パンが1個銅貨1枚前後だ。100人の子供たちが、毎日パン1つ多く食べられるなら……いいや、3日1日でももう少し食べられるなら。
赤ちゃんは毎年生まれるんだ。需要が途切れることもないだろうし、むしろ評判になって客が増える可能性だってある。
「なるほど。川も近い。働き手もある……洗濯であれば、10歳の子でもできるだろう」
リュートさんが明るい表情を見せる。
◆
「だけど、水汲みは重労働かな……そうだ、水車でもあれば。川なら、水車で」
「よく川の水があふれると言っていたぞ、すぐに壊れてしまうのではないか?」
リュートさんの表情が再び曇った。
「そんな何メートルもあるような大きな水車じゃなくて、直径1mくらいの、移動させて設置できるものならどうでしょう。使う時だけ水につけて、使い終わったら片付けるんです」
私の頭の中に思い浮かんだのは、子供がお風呂やビニールプールで遊んでいた水車のような形のおもちゃだ。
水を上からかけると、くるくると回るもの。
水流で水を上に上げて落とす。一度に落ちる水の量はコップ1杯分だってかまわない。それが絶え間なく落ち続けるのだ。竹筒のようなもので落ちる水を受けてその先の水ガメにためるようにする。ああ、水ガメにためるんじゃなくて、たらいに次々に注ぎ込むのでもいい。


