「叶斗は来ないよ…?」



どうしてそんなこと聞くんだろう…


すると…



「はぁ!? 瀬名くんになんも言ってないの!?」



「っ、花穂、声大きいよ!!」



「ダメだよ! こんな夜道に心桜が1人で帰るなんて危険すぎる!!

ただでさえ家遠いいのに…」



確かに夜道は暗くて怖いけど…



叶斗に言うタイミング逃したっていうか…



実はというと今日の昼、バイトすることを思い出した。



だから叶斗にはバイトすることを言っていない。



それに遊びに誘われてるのを見かけたから…



今日私の家に来るなんてことないと思ってメールもしなかった。