「心桜ちゃん。次のシフトからこの子が入ってくれることになったんだ」 店長がそうにこっと笑いながら言う。 「あっ…じゃあ私は次のバイトで最後ということですか?」 「まぁそうなるかな。バイトは次の人が見つかるまでって言ってたからね」 そっか… なんか寂しくなるな… 「それでね。この子が次働いてくれる子なんだ。千隼くんの後輩らしいんだけど…」 「そうなの! こいつが中学の頃の俺の後輩の黒瀬陸!!」 紹介され再び目を合わせるとまたじっと見つめられる。 っ、やっぱり怖いかも…