きみは俺だけの彼女



まだ夕飯には早い時間。

俺と雪姫と空人とお嬢で談笑してる姿を、薫さんはキッチンから眺めては微笑んでいる。


海人は蚊帳の外だが、雪姫がいるからかリビングから出ようとはしない。

 

「ただいま〜」

聞こえてきた声の主がリビングに来た。


「雪姫、誕生日おめでとう」

陸人さんが花束を持って登場した。




……花束。


その手もあったか。

でも、俺は……無理だな。

陸人さんは違和感なさすぎるけど。



なんて思っていたら空人に囁かれた。

「陸人は毎年花束だからな」

………やっぱり無理か。