君とみたあの夏の流星群。


『はぁ、それなら、はっきり言うけど。俺の好きな人は───』


私は、碧都の次の言葉を聞きたくなくて、耳をふさいだ。


碧都が何て答えたのかは、分からないけど……


少しして、碧都と女の子の会話が終わったのか、パタパタと女の子が廊下を駆けていく姿が見えた。


私は、ひっそりと教室で息を飲んで、碧都が過ぎ去るのを待つ。


でも……

碧都の足音は遠ざかるどころか、どんどん私のいる教室へと向かってくる。


嘘、どうしよう……


足音は、ピタッと教室のドアの前で止まって、ドアがガラガラと勢いよく開けられた。