君とみたあの夏の流星群。


その度に、何で病気になったんだろう…


どうして、私なの?


そうやって、誰にぶつければいいのか分からない感情が込み上げてきては、ただ、泣くだけ。


泣いても気持ちがはれるわけでもなく、病気に対する不安と恐怖しか残らない。


結局……

病気だと知っても、自分ではどうすることも出来ないから。


「……っ、どうしてなの?」


私は、机に顔を埋めながら、溢れ出しそうになる涙を必死に堪える。


学校では泣いてはダメ…。



『……好きです!』


ふいに聞こえた誰かの声に、私は、ハッと顔を上げる。


その声は、廊下から聞こえてきたもの。


ほとんどの生徒が校庭にいる今、学校は静まり返っているせいか、声がよく通る。