「ほら、星祈!突っ立ってないで、早く教室に行こう?」
「あっ、うん!」
私は慌てて、靴を履き替えてから、瑠奈ちゃんと教室へ向かった。
幸いにも……
私が学校を休んだのは、始業式の1日だけだったこともあって、私は、テストを休まずに済んだけど……
よりによって、苦手な教科の数学のテストが1限目だなんて、ついてない。
それに……
車で学校に来てしまったせいもあって、碧都とは会えていない。
テスト期間中ということもあって、別のクラスへの行き来もしづらいから、なかなか会う機会もないから、私のテンションは更に下がっていくばかり…。
そんなことを考えているうちに、チャイムが鳴って、先生のテスト開始の『始め!』のかけ声を合図に、一斉にペンの音が鳴り響く。
気持ち切り替えなきゃ……
私は、テスト勉強が足りてないことの不安も感じながらも、必死に頭をフル回転させて、数学のテスト問題を解いた。

