君とみたあの夏の流星群。

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10分くらいしてから、控えめに病室のドアがノックされて、看護師さんが病室に入ってくる。


「七瀬さん、検査の準備が整いましたので、診察室の方へご案内させていただきます。
お母さまは、待合室の方でお待ちください」


「星祈……」


心配そうな顔をして、今にも泣き出しそうなお母さんに手を強く握られる。


あぁ、そっか……


きっと、お母さんはお父さんの時のことを思い出してるんだ。


「大丈夫。検査するだけなんだから、平気だよ。お母さん」


私は、お母さんに心配かけたくないその一心で、笑顔を浮かべる。


本当は、怖い。


でも……

まだ、検査結果が出たわけでもないし、それに、必ずしも悪い結果が出るとは限らない。


今は、検査結果のことなんか考えないようにしよう。
そう、心に決めて私は、病室を後にした。