【完】溺愛したいのは、キミだけ。

そんなふうに言ってくれる彼は、やっぱりすごく優しい。


いつもそう。颯希は昔から、私が困ってたら必ずと言っていいほど助けてくれるんだよね。


「でも颯希、最近私のこと避けてたよね……?」


「えっ」


「ほら私、この間みんなの前で颯希のことあんなふうに言っちゃったし。傷つけちゃったんじゃないかってずっと思ってて……」


おそるおそる、例の話を切り出す。


とにかくそのことをまず謝らなきゃいけないと思って。


そしたら颯希は一瞬驚いたように目を見開いて、それから困ったように眉を下げて笑った。


「いや、別に俺は避けてたっていうか……ちょっと凹んでただけだよ。でも、美羽が俺のことを男として見てないなんて、元からわかってたことだし。べつに美羽は悪くないから、気にすんなよ」


やっぱり、ショック受けてたんだ。