【完】溺愛したいのは、キミだけ。

「お詫びにキスくらいさせろよ」


そう言って、私の腕をガシッと掴んできた彼。


「……ちょっ。やだ、やめてっ」


「いいだろ~。減るもんじゃないし」


めちゃくちゃなことを言ってるって自覚はないのかな?


お詫びにキスとか、全然意味が分からないよ。


告白断ったからってこんなこと言う人初めて見た。


「いやっ! 離してっ……」


必死で抵抗するけど、離してくれない。


それどころか、さらに顔を近づけてきて。


「美羽ちゃんさー、モテるんだろ? 今までだって、結構遊んできたんじゃないの? だったらキスくらいどうってことないじゃん」


「そ、そんなわけないでしょっ! やめてっ!」


――ガシッ。