【完】溺愛したいのは、キミだけ。

颯希の名前を出されて、ドキッと心臓が跳ねた。


「あ……う、うん」


「なんか最近あんまり颯希くんと一緒にいるところ見ないけど、何かあった?」


そういうヒナちゃんは、やっぱり最近私と颯希が一緒にいないことに気付いてたみたい。


「そ、それがちょっと、色々あって……」


「もしかして、もう告白の返事したの?」


「ううん。まだなんだけど……」


どうしよう。もうこの際、ヒナちゃんに相談してみようかな。


そう思った私は、颯希とのことを話してみることにした。


武史にからかわれて、みんなの前で颯希のことを「男として見てない」なんて言ってしまったこと。


それ以来颯希と気まずくなってしまったこと。


颯希のことを傷つけてしまった気がして謝りたいけれど、どうしていいかわからないということ。