颯希のほうからそう言ってもらえて、少しホッとする。
だってまだ、気持ちの整理がつかないから。
そこでおそるおそる彼を見上げたら、今日はじめて目が合った。
「ゆっくり考えて。俺の気持ちはずっと変わんないから」
まっすぐな目で見つめられて、また心臓がドキンと跳ねる。
「う、うん……」
どうしよう。そんな顔でそんなふうに言われたらなんか、ドキドキしちゃうんだけど。
なんで私、颯希相手に……。
そしたら颯希はそこでクスッと笑うと。
「そんな深刻な顔すんなよ」
「だ、だってっ」
「美羽はいつも通りにしててくれればいいよ」
そう言って私の頭をポンポンと叩いた。
そんなこと言われても、すでにいつも通りにできてないよ。
どうしたのかな、私。今まで颯希のことなんて全然意識したことなかったのに。
なんでこんな急に意識しちゃってるんだろう……。
.
*
.
だってまだ、気持ちの整理がつかないから。
そこでおそるおそる彼を見上げたら、今日はじめて目が合った。
「ゆっくり考えて。俺の気持ちはずっと変わんないから」
まっすぐな目で見つめられて、また心臓がドキンと跳ねる。
「う、うん……」
どうしよう。そんな顔でそんなふうに言われたらなんか、ドキドキしちゃうんだけど。
なんで私、颯希相手に……。
そしたら颯希はそこでクスッと笑うと。
「そんな深刻な顔すんなよ」
「だ、だってっ」
「美羽はいつも通りにしててくれればいいよ」
そう言って私の頭をポンポンと叩いた。
そんなこと言われても、すでにいつも通りにできてないよ。
どうしたのかな、私。今まで颯希のことなんて全然意識したことなかったのに。
なんでこんな急に意識しちゃってるんだろう……。
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