【完】溺愛したいのは、キミだけ。

そしたら美羽はそんな俺の腹をツンツンとつついてきて。


「硬い~! これが噂のシックスパックってやつ?」


なんで平気な顔でそういうことできるかな。


「な、なに触ってんだよっ」


「だって、ムキムキだから、すごいなぁって」


ニコニコしながら答えた美羽に、呆れ顔で忠告する。


「あのさ、俺のはいくら触ってもいいけど、他の男の体とか気安く触るなよ」


っていうか、俺以外には触んな。


「あはは、何言ってるの。触んないよ」


そしたら美羽はいたずらっぽく笑うと、ベシッと俺の腕を叩いた。


なんだろうな。普通はこういうの、美羽のほうが俺にドキドキしなきゃいけないとこなんじゃないの。


俺が一人でドキドキしてんだけど。


まったく、なんでいつも俺ばっかり……。


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