【完】溺愛したいのは、キミだけ。

その後も本屋に寄ったり雑貨屋などのお店を見たりして、玲くんとショッピングモールの中をブラブラした。


だけど私はどこかずっと上の空で、あんまり楽しめなくて。


おかしいな。さっきランチをするまでは楽しくで仕方がなかったはずなのに。


先ほどの話がショックすぎて、なかなか立ち直ることができない。


まさか、玲くんに好きな子がいたなんて……。


そんな玲くんとこうして二人でデートみたいなことをしている自分にすごく違和感を感じてしまって。


だって本当なら、好きな子がいたら、他の女の子とこんなふうに二人で出かけたりなんてしないよね?


玲くんはどうして今日私のことを誘ってくれたんだろう。


ただ、同じ映画が観たかっただけ?


それとも、私のことはただの友達だと思ってて、友達として誘っただけなのかな。


それなのに手を繋いだりするとか、変だよね……。


ダメだ。考えれば考えるほどわからなくて、胸が苦しいよ。