【完】溺愛したいのは、キミだけ。

聞かれて私が数ある小鳥の中から、ピンク色のモモイロインコを指差したら、彼はそのキーホルダーを一個手に取った。


「ふーん。じゃあこれにしよっかな。癒されそうだし」


「えっ、これ買うの?」


「うん。俺がつけてたら変?」


「ううん、変じゃないよっ! 可愛い! ギャップ萌え!」


「はっ……。萌え?」


ちょっぴり意外だけど、男の子がこんな可愛いのつけてたら、ギャップがあって逆にとってもいいと思う。


カケルくんも、よく可愛い小物を持ち歩いてるし。


「そっか、いやしのコトリかぁ。神城くんもやっぱり、癒されたいって思うんだね」


なんて、しみじみと呟く。


そしたら次の瞬間、なぜか神城くんの手が伸びてきて、両頬を軽くぷにっとつままれた。 


「ひゃっ!」


「神城くんじゃなくて、名前で呼んで」


あっ、そうだった。