そう言ってすぐそばまで来た神城くんに、おそるおそる打ち明ける。
「え、えっと、ごめんなさい。なんかこれ、キーホルダーにヒビが入っちゃってるみたいで……」
「え、マジ?」
「落ちた時にレンガにぶつかったせいかも」
「あー、まぁいいよ、べつに。仕方ねぇよ」
神城くんは気にしないと言った顔でそのスマホを受け取ってくれたけど、私は昨日の件もあるので申し訳なさでいっぱいで。
「ごめんね、私をかばったせいだよね。あの私、弁償するね! 昨日から迷惑かけてばっかりだし」
思わずそうやって申し出たら、彼は首を横に振った。
「いいって。べつにこれは涼川のせいじゃないし」
「でもっ、申し訳ないから……」
「あ、じゃあさ」
「え、えっと、ごめんなさい。なんかこれ、キーホルダーにヒビが入っちゃってるみたいで……」
「え、マジ?」
「落ちた時にレンガにぶつかったせいかも」
「あー、まぁいいよ、べつに。仕方ねぇよ」
神城くんは気にしないと言った顔でそのスマホを受け取ってくれたけど、私は昨日の件もあるので申し訳なさでいっぱいで。
「ごめんね、私をかばったせいだよね。あの私、弁償するね! 昨日から迷惑かけてばっかりだし」
思わずそうやって申し出たら、彼は首を横に振った。
「いいって。べつにこれは涼川のせいじゃないし」
「でもっ、申し訳ないから……」
「あ、じゃあさ」



