「っていうか涼川さん、なんか今日朝から元気ないよね」
「えっ……」
すると倉田くん、心配したように顔を覗き込んできて。
「そ、そんなことないよっ」
「ほんとに? 何か悩んでたりしない?」
「ううん、何も……」
倉田くんにも気づかれてたなんて。
すると彼は、ふと何か思いついたようにズボンのポケットに片手を突っ込んだ。
「あ、そうだ。ちょっと目つぶって。そして手出して」
「え?」
なんだろうと思いながらも目をつぶり、手を差し出す。
そしたら次の瞬間手の平に何か小さなものが乗る感触がして。
「はい、もういいよ」
目を開けると、そこには可愛いアメの包みが一個置かれていた。
「わぁ、これ……」
「あげるよ。だから元気出して」
そう言ってほほ笑んだ倉田くん。
そんな彼のさりげない優しさに胸がジーンとする。
「ありがとう、倉田くん」
笑顔でお礼を言ったら、倉田くんはまたはにかんだように笑った。
.
*
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「えっ……」
すると倉田くん、心配したように顔を覗き込んできて。
「そ、そんなことないよっ」
「ほんとに? 何か悩んでたりしない?」
「ううん、何も……」
倉田くんにも気づかれてたなんて。
すると彼は、ふと何か思いついたようにズボンのポケットに片手を突っ込んだ。
「あ、そうだ。ちょっと目つぶって。そして手出して」
「え?」
なんだろうと思いながらも目をつぶり、手を差し出す。
そしたら次の瞬間手の平に何か小さなものが乗る感触がして。
「はい、もういいよ」
目を開けると、そこには可愛いアメの包みが一個置かれていた。
「わぁ、これ……」
「あげるよ。だから元気出して」
そう言ってほほ笑んだ倉田くん。
そんな彼のさりげない優しさに胸がジーンとする。
「ありがとう、倉田くん」
笑顔でお礼を言ったら、倉田くんはまたはにかんだように笑った。
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