ショックすぎて、言葉が出ない。
一体何がどうなってるんだろう。
ただ涙だけが、あとからどんどんあふれてくる。
翠くんは、あのあとすぐ私が送ったメッセージに気が付いたらしく、普通に返信が来た。
【メッセージ気づくの遅くなってごめん。ちょっと後輩に呼び出されてて。急用って、大丈夫だった? また来週一緒に帰ろ】
なんて、まるで何ごともなかったかのような返事にますます混乱する。
春田さんとあんなふうに抱き合ってたのに、また一緒に帰ろうだなんて……。
翠くんは一体どういうつもりなんだろう。何を考えているの?
だから私も、当たり障りのない返事を送っておいた。
【大丈夫だよ、急にごめんね。親に用事を頼まれてたのを忘れてて。また明日学校でね】
春田さんと一緒にいたのを見てしまったことは、もちろん言えないし。
私が二人の関係をただ知らなかっただけと言えばそれまでだけど、翠くんはずっと変わらず優しくて、まるで私のことを特別扱いするみたいに接してくれていたから。
いつからか、完全にうぬぼれてしまっていたんだ。
でも、それはきっと、私の勘違いでしかなくて。
翠くんにとって私は、最初から特別でもなんでもなかったのかもしれない。
今までくれた嬉しい言葉も、思わせぶりな態度も全部、彼からしたら、特に深い意味なんてなかったのかもしれない。
一体何がどうなってるんだろう。
ただ涙だけが、あとからどんどんあふれてくる。
翠くんは、あのあとすぐ私が送ったメッセージに気が付いたらしく、普通に返信が来た。
【メッセージ気づくの遅くなってごめん。ちょっと後輩に呼び出されてて。急用って、大丈夫だった? また来週一緒に帰ろ】
なんて、まるで何ごともなかったかのような返事にますます混乱する。
春田さんとあんなふうに抱き合ってたのに、また一緒に帰ろうだなんて……。
翠くんは一体どういうつもりなんだろう。何を考えているの?
だから私も、当たり障りのない返事を送っておいた。
【大丈夫だよ、急にごめんね。親に用事を頼まれてたのを忘れてて。また明日学校でね】
春田さんと一緒にいたのを見てしまったことは、もちろん言えないし。
私が二人の関係をただ知らなかっただけと言えばそれまでだけど、翠くんはずっと変わらず優しくて、まるで私のことを特別扱いするみたいに接してくれていたから。
いつからか、完全にうぬぼれてしまっていたんだ。
でも、それはきっと、私の勘違いでしかなくて。
翠くんにとって私は、最初から特別でもなんでもなかったのかもしれない。
今までくれた嬉しい言葉も、思わせぶりな態度も全部、彼からしたら、特に深い意味なんてなかったのかもしれない。