【完】溺愛したいのは、キミだけ。

熱のせいか、少しトロンとした目つきで見つめてくる彼は、なんだかいつも以上に色っぽく見えて、ますますドキドキしてしまった。


「翠くんの顔、すごく熱いよ。ちゃんと横になってたほうがいいよ」


「あー、うん。でも、汗かいたからちょっと着替えていい?」


翠くんはそう言うと、手を離し、ベッドから立ち上がる。


そして、引き出しから着替えのシャツを取り出すと、一旦ベッドの上に置いて。


それから、おもむろに着ていたTシャツを脱ぎ始めた。


……わぁ、ちょっと!


気が付くと、目の前には上半身裸になった翠くんの姿が。


その程よく筋肉が付いた体はなんだかとても色気たっぷりでキレイで、ドキッとしてしまう。


「きゃっ! ご、ごめんなさいっ」


思わずバッと両手で顔を覆い、なんとなく謝る。


そしたらそんな私を見て、翠くんがクスクスと笑った。


「ははっ。なんで謝んの?」


「だ、だって、そのっ、裸……」