私と彼女と一冊の本

「ゆかり~♪おはよー!」

「あ、おはよう!」

友達に挨拶されて、私も挨拶を返す。


「ゆかり。最近、拓弥(たくや)君とはどうなの?」

「え?」

拓弥っていうのはクラスの中でもイケメンで、成績もいいから学校中の女子にモテている男子の1人。

「えー、2週間前から付き合ったじゃん!
もしかして、あまりに衝撃的なことで覚えてないとか? ゆかり、チョーウケる」

あははと友達は笑う。が、私には何のことかさっぱりだった。